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親業トレーニング

21世紀カウンセリング叢書
親業トレーニング

近藤 千恵 著, 久保 まゆみ 著
B6判 344ページ
定価:1900円+税
ISBN978-4-411-00363-8(4-411-00363-5) C0011
奥付の初版発行年月:2005年05月/[2005年05月23日刊行]
在庫あり

内容紹介

親業は、コミュニケーションスキルの学習、訓練によって、人間関係の再構築を援助するものです。しかし、それだけでは終わらず、コミュニケーションスキルを学ぶことが、自分自身を見直すことにつながり、ひいては自分が主役となって、自分自身の人生を行き直すことにつながります。

著者プロフィール

近藤 千恵(コンドウチエ)

1945年広島県生まれ。国際基督教大学卒業。専攻は「心理学」。同時に通訳者として活躍。その後米国パサデナ市のETI本部でPET(親業訓練)インストラクターの資格を取得。その後、親業訓練協会を設立し、理事長に就任し現時に至る。亜細亜大学講師。
主な著書として、『子どもに愛が伝わっていますか』(三笠書房)、『心と心の保育』(ミネルヴァ書房)、『人間関係を育てるものの言い方』(大和書房)、『介護者のための人間関係口座』(あさま童風社)、『理由ある反抗』(総合法令)ほか多数

久保 まゆみ(クボ マユミ)

1949年東京生まれ。早稲田大学心理学修士課程修了。情緒障害時の相談室勤務を経て、現在産業カウンセラー(初級)、臨床心理士として保健センターの幼児相談、中学校のスクールカウンセラーに携わる。1994年親業訓練インストラクターの資格を取得。狂死学、看護ふれあい学講座のインストラクターの資格を所有し、公園、執筆などでも幅広く活動。
主な著書として、『「大切な人」と本音で付き合っていますか』(三笠書房・共著)、『ほとけの子−親の悩みアラカルト』(宣協社)

目次

はじめに

第一章  親業の方法
 第一節 コミュニケーションを学ぶということ
 第二節 なぜ親子の間に溝ができるか
 第三節 親は自分の気持ちを整理する必要がある
1.「行動の四角形」を作る
2.受容と非受容を分ける
3.受容できる行動を、さらに二つに分ける
4.「問題の所有者は誰か」が明確になる
5.問題を解決できるのは、「問題の所有者」
6.受容線は変動する
 第四節 子ども自身が問題解決できるように支援するコミュニケーション
1.支援する方法は話を聞くこと
2.能動的な聞き方
3.いろいろな事例から
4.態度や表情から聞くこと、それも「気持ち」から聞くこと
5.能動的な聞き方は言葉を育てる
6.能動的な聞き方が「うまくいく」ということ
 第五節 親が自分を援助するためのコミュニケーション
1.親の気持ちが伝わらない対応
2.親の気持ちが率直に伝わる対応
 第六節 対立を解く−第三法
1.わたしメッセージで解決しない場合
2.対立があるということ
3.どちらかが勝つ解決方法
4.第三法が使える場面
5.第三法のやり方
6.いろいろな事例から
 第七節 価値観の対立
1.模範を示す
2.コンサルタントになる
3.自分が変わる
 第八節 環境改善
 第九節 問題なし領域の活用

第二章 親業と出会って
 第一節 親業で変わった親子関係
1.あるがままの子どもを受け入れられるようになって
2.親としての軸が定まる
3.親が変われば、子が変わる
4.深刻な問題も親業で乗り越えて
5.予防効果を発揮する親業
 第二節 自分の親との関係の見直し
1.母からの祝いの言葉を乗り越えて
2.親業で母への思いを整理して
 第三節 子どもから見た「親業を学ぶ親」
1.親業を習っているお母さん
2.親子の会話から
3.インストラクターの母親の講座を受講して
 第四節 自分業としての親業
1.親業で自分の育て直しを
2.人間回復宣言としての親業
3.これからの人生のために

第三章 いろいろな場面で生かされる親業
 第一節 いろいろな分野に生かされる親業
1.看護ふれあい学として
2.教師学として
 第二節 男性の視点から
1.父子家庭で
2.ビジネスマンが学ぶ
3.夫婦のコミュニケーションに変化

第四章 親業とは何か
 第一節 親業の成立と発展
1.アメリカでの誕生
2.日本での成立と発展
 第二節 親業の特徴

第五章 親業の今後の展望
 第一節 親業の現状と課題
1.効果の数量化
2.親業の効果とは何か
3.いろいろな親のための体験学習としての存在価値
4.親業訓練のもつ意味の変化
 第二節 親業への期待
1.虐待防止プログラムとして
2.教員養成プログラムとして
3.看護、介護の現場でのコミュニケーション能力向上を示す資格提供を
4.あらゆる人が「自己実現」を
5.新たな「正」の連鎖を求めて

おわりに

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