*** Leçon 1 : Dialogueに出てくるフランス語圏の都市について ***

チュニス(Tunis)はチュニジア共和国の首都です。p.10の写真は首都のメインストリート、ブルギバ通り。チュニジア共和国初代大統領アビブ・ブルギバ(Habib Bourguiba, 任期1957-1987)の名を冠しています。
ケベック市(Québec)はカナダ、ケベック州(le Québec)の行政中心都市です。1608年にサミュエル・ド・シャンプランによって作られた町で、その後18世紀にかけてフランス人による入植が進みました。美しい街並みは北米のパリと呼ばれ、ユネスコの世界遺産にも指定されています。
シャトー・フロントナック(Château Frontenac)は、ケベック市の高級ホテルです(1893年開業)。セントローレンス川沿いに立つフレンチ・ロマネスク風のこのホテルは街のランドマークとなっています。かつてこの場所にヌーヴェル・フランス総督フロントナック伯爵が居を構えたことから命名されました。
ヤムスクロ(Yamoussoukro)は西アフリカのコートジボワール共和国(Côte d'Ivoire)の首都です。故フェリックス・ウフェ=ボワニ大統領(Félix Houphouët-Boigny)の生まれ故郷で、1983年にアビジャン(Abidjan)から遷都されました。首都機能は移りましたが、現在もアビジャンが同国の最大都市で、政治経済文化の中心です。
平和の聖母聖堂(Basilique de Notre Dame de la Paix)は1989年に完成したヤムスクロにある世界最大の大聖堂です。

*** Leçon 1 : Lecture 「世界のフランス語圏」***

 世界のフランス語人口
フランコフォニー組織(OIF)の2018年の報告書によると、世界のフランス語人口は3億人に達しました。2014年の報告書では2億7400万人でしたので、4年間で10%増加したことになります。アフリカでの増加が著しく、OIFの予測では2050年には世界のフランス語話者は7億人となり、うち85%がアフリカに住むことになるそうです。
OIF報告書抜粋:La langue francaise dans le monde, synthese 2018, OIF, http://observatoire.francophonie.org/2018/synthese.pdf.

 世界でフランス語が話される地域を教科書表紙裏の地図で確認しましょう。

 フランスの海外領土についても確認しましょう。
3つの大海に浮かぶフランス海外領土 (フランス観光開発機構サイト、日本語) https://jp.france.fr/ja/saint-martin/article/50196
「フランスの海外領土はDROMの略名で呼ばれるフランス海外県(Dépertement et Région d'outre-mer)と、COMの略名で呼ばれる海外自治体 (Collectivités d'outre-mer)から成り立っています。海外県は、フランス本土の県と全く同じ地位で扱われ、本土の法律と政令が同様に適用されます。」

*** Leçon 1 : Chanson - La langue de chez nous ***

La langue de chez nous(私たちのことば)はフランス人のシンガーソングライター、イヴ・デュテイユYves Duteilの歌(1987年)です。 海を越えて広がるフランス語の強さ、美しさが歌われています。とくに北米でのフランス語の歴史が言及されています。
イヴ・デュテイユのブログ(フランス語) http://blog.yvesduteil.com/
歌詞の全文を読む http://www.cyberus.ca/~rg/ch_d001.htm
アマゾンで購入 http://www.amazon.co.jp/Langue-Chez-Nous-Yves-Duteil/dp/B0007QCILQ/ref=sr_1_16?ie=UTF8&s=music&qid=1271610023&sr=8-16
You tubeでも探してみてください。 https://www.youtube.com/